自治(町)会は一定の区域を単位として、その地域に住む人たちが、助け合い協力し合うことで、住みよいまちづくりを作っていこうと自主的に組織された団体です。
(1)自治会の今
以前は、自治(町)会のイベントを通して近所付き合いが始まり、顔の見える関係が当然にできていました。しかし、様々な利便性の向上や、生活環境や家族形態の変化、ライフスタイルの多様化により、地域の繋がりが希薄になっています。
(2)自治会の主な活動
広報活動 |
回覧板・掲示板を通して地域のイベント情報や市からの情報をお知らせしています。 |
イベント活動 |
お祭り、餅つき大会、敬老会、子ども会など楽しいイベントを通して、顔の見える関係を築きいています。 |
清掃活動 |
公園清掃、側溝掃除や江戸川クリーン作戦に参加して、地域をきれいにして住みよいまちにしています。 |
防災活動 |
いざというときのために、防災訓練の実施だけでなく、市と協力して避難所運営の方法なども協議しています。 |
防犯活動 |
防犯灯の設置・管理は自治会で行っています。明かりの確保や定期的なパトロールで、安心・安全な地域を目指しています。 |
福祉活動 |
一人世帯の高齢者の見守りや声かけ、募金の取りまとめなどを行い、温かい地域づくりを目指しています。 |
登下校の見守り |
子どもの安全のため、登下校時に見守りをしています。 |
(3)自治会加入に関する負担
自治会に加入することに関しては、「休日や朝早い活動に参加しなくてはならないのでは?」「個人情報の管理は大丈夫なのか?」「会費は役員の親睦に使われているのでは?」などの多くの不安の意見があります。
自治会の活動は参加できる範囲で行う方法もありますし、個人情報は自治会活動以外には使いません。また、会費の活用方法は毎年決算報告しています。
(4)自治会の必要性
市川市は東京の隣ということもあり、新しい住民が増加しており、様々な世帯の方がいます。
そのような中、社会情勢は目まぐるしく変わっており、高齢社会における高齢者の一人世帯の増加、オレオレ詐欺などの特殊犯罪の増加、またいつ起こるか分からない災害への対応など、住民のニーズは多様化・複雑化しています。
行政がすぐにすべてのニーズをカバーできるかは分かりません。だからこそ、自治会は行政が行き届かない部分を地域のつながりでカバーできるように努力しており、今まで以上に自治会が果たせる役割は大きいはずです。
(5)市との協力
市川市は令和2年4月1日に「市川市自治会等を応援する条例」を制定しました。これは、自治会が地域社会の中心的な担い手であり、市政運営に欠かせないパートナーとして、地域の課題に対応しているからです。
市民の半数以上が加入している団体だからこそ、地域の課題解決のために、行政との協議、行政への要望などを行っています。
(6)さいごに
せっかく同じ市川市に住んだ縁ですので、普段から顔の見える関係を築き、みんながずっと住みたいと思える良い地域を一緒に作っていきませんか。自治(町)会はあなたの加入を待っています!